オバマ大統領の生い立ち
アメリカで初の黒人大統領となり、就任当時は全世界で話題になったオバマ大統領。
彼がどうやってアメリカ大統領になったのか。
まずは大統領になるまでの生い立ちを紹介しましょう。
■生い立ち
1961年8月4日ハワイ州ホノルルに生まれ。
高校時代はバスケットボールに所属。
スポーツ少年のイメージがありますが、
・飲酒
・喫煙
・麻薬
をしていた非行少年だったようです。
大学時代は政治学を専攻。
大学卒業後は、
・NPO団体
・一般企業
に勤務。
次に弁護士事務所に勤務した先で、今のオバマ大統領の婦人「ミシェル・オバマ」さんと知り合い結婚。
ここから政治家としての活動がスタートします。
1996年にイリノイ州議会上院議員になる。
これは日本の地方議員と同じです。
州の人口比率により議員数は変わりますが、現在のイリノイ州では定員118人の下位議員、59人の上院議員から構成されています。
2004年11月イリノイ州から合衆国上院議員候補の1人として選出され初当選。
仕組みや制度は多少異なりますが、日本の参議院議員をイメージしてください。
合衆国上院議員の定員は1つの州で2名、全部で50州になるので合計100名。
参議院の定員が242名ですから、その半分以下。
しかも1つの州で2名ですから、いかにすごいことかが分かると思います。
その後、大統領予備選や各州で遊説。
2009年1月20日に第44代アメリカ合衆国大統領となったのです。
当然ながら大統領になれるのはアメリカ国民で1人のみ。
実力ももちろんですが、時の運も彼に味方したのではないでしょうか。
オバマ大統領のスピーチが上手な理由
YES WE CAN!
CHANGE!
など、このコトバを武器に大統領選挙を戦っていたのを覚えている人も多いハズです。
日本でもオバマ大統領のスピーチのCDが発売されて話題にもなりました。
これらのスピーチはオバマ大統領本人が作ったモノではありません。
そのウラで支える1人の男がいたのです。
その男の名前は、
【ジョン・ファヴロー】
職業はスピーチライター。
つまりオバマ大統領の演説やスピーチの原稿を書いていたのです。
日本ではあまり聞かない職業ですが、アメリカでは認知されています。
キャッチコピーや記憶に残るフレーズを作る、コピーライターをイメージすれば分かりやすいでしょうか。
それを「モノ」ではなく「人」に向けたのがスピーチライターです。
ジョン・ファヴローは1981年6月6日生まれの30歳そこそこの男。
そんな若い彼がアメリカを動かす大統領のスピーチ原稿を書くなんて想像できますか?
彼がオバマ大統領のスピーチ原稿を書くようになったのは2005年。
当時のオバマ大統領は議会議員の頃でした。
ジョン・ファヴローはオバマ大統領の、
・ふるまい
・過去の実績
などをとことん研究。
その成果があの名演説を作る基礎となったワケです。
これじゃ、日本の政治家のスピーチ技術と差が出るのは当然かもしれませんね。
オバマ政権の成果と課題
いくらスピーチがうまくても、それだけでは仕事はできません。
あくまでも国を運営するのが仕事。
そこでオバマ政権がどんな成果を出し、課題があるのかを紹介しましょう。
■成果
2009年1月の就任と同時に7870億ドルの景気対策案を発表。
2009年6月にはアメリカの自動車メーカー
・GM
・クライスラー
を救済しました。
クリーンエネルギー対策。
大量生産、大量消費が当たり前だったアメリカ。
今までのアメリカではしてこなかったので、画期的な対策といえるかもしれません。
クリーンエネルギー技術を開発・生産する企業には税金の控除。
これを見込んで、
・雇用の促進
・新しい産業の活性化
のねらいもあります。
外交では2010年4月にアメリカとロシアで新核軍縮条約に調印。
すでに配置してある核弾頭ミサイルを7年以内に1550個に制限するなど、核の廃絶に力を入れています。
■課題
テロ対策としてアメリカ軍をアフガニスタンに送り込む。
が、テロの根絶には時間がかかり、
・軍を増強するか
・撤退するか
はっきりしていません。
支持率の低下。
不法移民は重要な労働力として肯定的なオバマ大統領。
しかしアメリカ国民は治安悪化につながると懸念。
その結果、支持率低下をまねく結果となりました。
2010年11月にアメリカの中間選挙で、オバマ陣営の民主党が大敗。
その結果ねじれ国会となり、共和党と調整しなければいけないなど、政権運営に大きな支障が出ています。
その大敗した原因は、
・景気対策の遅れ
・失業率の増加
です。
この影響と課題はまだまだ続くでしょう。
日本の政治もアメリカと同じで成果もあれば課題もあるのは同じ。
アメリカ大統領の任期は4年に対し、日本の大統領にあたる総理大臣は任期期間が決まっていません。
長くできるはずなのに、最近の総理大臣は1年前後でコロコロと変わっている現状。
どんな逆境があっても4年間の任期は仕事をこなすアメリカ大統領を見習って、しっかりやって欲しいですね。